日本ヘルマンハープ振興会について

ドイツ生まれのバリアフリー楽器
「ヘルマンハープ」をより多くの方へ。

日本ヘルマンハープ振興会は、2003年に日本人として初めてヘルマンハープに出会い、その普及をドイツの開発者から一任された会長・梶原千沙都が2004年より活動を開始し、2005年に設立された任意団体です。

私たちは、ヘルマンハープ誕生の理念である「音楽のバリアフリー」を大切にしながら、日本での普及と発展を目指し、楽譜の出版や教育システムの構築、演奏会の開催など、多岐にわたる活動を全国で展開しています。

また、会員の皆様には、会報誌の発行をはじめ、さまざまな情報提供やサービスを通じて、ヘルマンハープをより身近に楽しんでいただける環境づくりに努めています。

会長プロフィール

梶原千沙都

日本ヘルマンハープ振興会 会長
梶原 千沙都

奈良女子大学卒業。結婚後通算10年間を夫の赴任地のドイツ・スイス・オーストリアで過ごす。
2003年、当時在住中のヨーロッパで、日本人として初めてヘルマンハープに出会う。開発者のヘルマン・フェー氏の一族と親交を深め、その事業計画が高く評価され日本での普及事業を一任される。
2004年の帰国後、日本での普及を開始。2012年には世界初の教則本『ヘルマンハープの奏法<基礎編>』(音楽之友社)を出版。
奏法に基づいた本格的なソロ演奏を確立させ、ドイツ本国の指導者やメディアからも「世界最高のヘルマンハープ・ソロ奏者」と称賛されている。
また、普及当初からのライフワークとして、障がい者とともに演奏するバリアフリー演奏のステージ活動も精力的に行っている。

活動理念・目的

理念

ヘルマンハープによる音楽のバリアフリーを通じて、やすらぎと和やかさに満ちた世界平和の創造に貢献する。

目的
  • 1. 障がい者、健常者がともに演奏活動に参加し、芸術活動を楽しむことのできる文化風土を創造する。
  • 2. 高齢化社会の中で、自らが自らを癒すことのできる能動的癒しを実現し、予防医学としての音楽活動を促進する。
  • 3. ヘルマンハープを愛好するすべての人が、会員相互の連携をはかり、地域社会の中でヘルマンハープを通してあたたかい心の輪を広げる。
  • 4. ヘルマンハープの普及を通して、日本と世界諸国固有の音楽、とりわけ国民的愛唱歌の相互伝播による国際交流を促進する。

主な受賞歴

日本ヘルマンハープ振興会の長年の活動に対し、以下の表彰を受けております。

  • 2019年 文部科学大臣表彰「障害者の生涯学習支援活動」に係る受賞(振興会)
  • 2008年 社会福祉法人産経新聞厚生文化事業団より特別表彰(会長個人)

振興会の活動内容

  • 広報活動
  • 楽譜・書籍の出版
  • ヘルマンハープ教育理論の構築・教材研究
  • 全国のヘルマンハープ教室の展開および管理
  • 演奏会・講演会・講習会・ワークショップの企画運営
  • 指導者養成講座・指導者向け研修会開催
  • 事業所向けインクルーシヴパートナー養成講座やメディカルパートナー養成講座の実施
  • 障がい者支援活動
  • 会報誌の発行・会員証の発行

日本ヘルマンハープ振興会 沿革

2004年
6月

現振興会会長・梶原千沙都がドイツのヘルマン・フェー社より日本での普及を一任され、ウィーンより帰国。日本での普及を開始。

2005年
8月

24時間テレビ「愛は地球を救う」にて、讀売テレビ本社で演奏。

11月

大阪府高槻市に「日本ヘルマンハープ協会」を設立。

12月

大阪府の福祉行事「ふれあい大会」で42名のハーピストを束ねて出演。

2007年
6月

ドイツ・ヘルマンハープ20周年記念コンサートに日本から出演。(日独交流の開始)

7月

兵庫県西宮市に協会本部を移転。楽器のショールームを開設する。

12月

ドイツよりヘルマン・フェー氏とアンドレアス・フェー氏の初来日が実現。

2008年
8月

ドイツのシーボルト博物館で"日独唱歌の出会い"をテーマに、ヘルマンハープの開発者ヘルマン・フェー氏、アンサンブル・アルペジオと共演。

11月

兵庫県立芸術文化センター・小ホールにて第1回ヘルマンハープチャリティー演奏会を開催。(後援:ドイツ連邦共和国総領事館 他)

12月

梶原千沙都初のCD「会えるそのときまで」を発表。

2009年
6月

日本ヘルマンハープ協会主催として初のドイツ演奏旅行を催行。20名の愛好家が参加。

10月

アンサンブル・アルペジオをドイツより迎え、兵庫県立芸術文化センター・大ホールと横浜市の慶応義塾・藤原洋記念ホールにてチャリティー演奏公演を実施。

11月

東京都千代田区が障がい者の余暇の充実を図ることを目的として、日曜青年教室に行政で初めてヘルマンハープを導入。

2010年
8月

ドイツ・ヘルマンフェー社にて「梶原千沙都のヘルマンハープ奏法セミナー」を開催し、大きな反響を呼び起こす。

11月

日独交流150周年認定イベント、ヘルマンハープ・チャリティー演奏会を開催。

2011年
4月

福岡市にて東日本大震災チャリティー演奏会を開催。

8月

福島県いわき市のギャラリー「blau-rot」 にて被災地の子供向けにヘルマンハープのワークショップを開催。

10月

東京トッパンホールにてヘルマンハープ・チャリティー演奏会を開催。

2012年
3月

梶原千沙都が音楽之友社より「ヘルマンハープの奏法<基礎編>」を出版。ヘルマンハープ教育指導書を確立する。

6月

第2回ドイツ演奏旅行を催行。30名の参加者とともにヘルマンハープ誕生25周年を祝う。

2013年
5月

ヘルマンハープの日本普及10周年の演奏会を兵庫県立芸術文化センター・大ホールとMUSA川崎シンフォニーホールで開催。

梶原千沙都初のソロ演奏CD「バリアフリーの花~ヘルマンハープ・サウンド~」を発表。

11月

「日本ヘルマンハープ振興会」に改名。

2014年
5月

世界初のヘルマンハープのリサイタル「梶原千沙都 ヘルマンハープ・ソロリサイタル」を大阪、東京にて開催。

2019年
4月

「2019 振興会主催ヘルマンハープコンサートin 奈良」を台湾からのヘルマンハープ演奏団を招いて開催。

12月

文部科学大臣表彰「障害者の生涯学習支援に係る」を受賞。

2021年
6月

「指導者養成講座」「指導者研修会」をオンライン講座化。

2022年
3月

『ヘルマンハープの奏法<基礎編>』(音楽之友社刊)導入10周年を迎える。

2023年
10月

京都・白沙村荘橋本記念館にてヘルマンハープ普及20周年コンサートを開催。

11月

横浜・慶應義塾日吉キャンパス藤原洋記念ホールにて20周年記念演奏発表会を開催。

2025年
4月

「EXPO2025大阪・関西万博 ヘルマンハープコンサートEXPOスペシャルパフォーマンス」を開催。
700名を超える観客を動員し、チェロやコーラスと共に特別な時間を共有しました。
公式YouTubeにて動画公開中

振興会の母体である株式会社日本ヘルマンハープの寄付活動

これまで株式会社日本ヘルマンハープ(旧ヘルマン・フェー・ ハープ・ジャパン有限会社)から、
以下の団体へ寄付を行いました。

※日本ヘルマンハープ振興会(旧日本ヘルマンハープ協会)は母体である株式会社日本ヘルマンハープに属する任意の団体です

  • ・日本ダウン症協会
  • ・日本ダウン症協会大阪支部
  • ・産経新聞厚生文化事業団(しあわせ基金)
  • ・中国新聞社会福祉事業団
  • ・北海道新聞社会福祉振興基金
  • ・讀賣テレビ放送24時間テレビ
  • ・株式会社福岡放送24時間テレビ(東日本大震災復興義援金)
  • ・JDF被災地障がい者支援センターふくしま(被災地東北の知的障害者支援)
  • ・愛知県知的障害者福祉協議会
  • ・熊本地震復興支援義援金